2025.02.13

全面フロントメンテナンスにより、LEDディスプレイの設置スペースを最適化します

完全フロントメンテナンスとは何か

現在、市場には大型スクリーンビデオウォールのメンテナンス方法として、前面メンテナンスと背面メンテナンスの2種類が存在します。名称が示す通り、前面メンテナンスはキャビネット前面からディスプレイの保守点検を行う方式であり、背面メンテナンスは背面からディスプレイにアクセスする方式です。


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従来の後方メンテナンスでは、画面背面にサービスアクセス経路を確保するための十分なスペースが必要であり、設置場所に高い要求を課すとともに、可視スペースを制限する可能性があります。当初、前面メンテナンスはモジュール保守に限定されていましたが、現在では完全な前面メンテナンスを実現し、モジュール・電源装置・制御カード全てを前面から取り付け・取り外し可能となりました。これによりキャビネット背面のサービス通路が不要となり、メンテナンスコストと作業負荷を大幅に削減。軽量・薄型のファインピッチLEDディスプレイの利点を最大限に発揮できます。

完全フロントメンテナンスのプロセス

LEDモジュールは磁気部品によりキャビネットに確実に固定されています。モジュールを取り外す際は、吸引ツールを使用するだけでキャビネットから簡単に持ち上げられます。


全面フロントメンテナンスの利点

a. ディスプレイのスリムなプロファイルにより、メンテナンス用アクセスが不要となり、使用可能スペースが大幅に拡大します。設置、調整、メンテナンスが極めて容易なため、限られたスペースや厳格な厚さ要件がある場所に最適なソリューションであり、最終的に空間利用率を向上させます。


b. 簡単な設置とメンテナンスにより人件費が削減され、専門技術者を必要としません。単一ユーザーがキャビネット前面から直接、部品の分解、修理、交換を処理できます。


c. 視認距離を拡大することで、ディスプレイは周囲の建築環境にシームレスに溶け込みます。微細ピッチLEDディスプレイには最適な視認距離に関する特定の要件があり、背面メンテナンス式スクリーンは通常、少なくとも800mmの厚さを必要とします。ディスプレイ表面と観客の距離を縮めすぎると、視認体験が損なわれる可能性があります。


d. 壁面へのフラッシュマウントや壁内埋め込みが可能で、油圧式前面メンテナンスブラケットが不要です。この汎用性により、特にセキュリティ監視、ビデオ会議、放送スタジオ環境など幅広い用途に適しています。


上記情報をもとに、フルフロントメンテナンスについてより深くご理解いただけましたでしょうか?ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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